看護師がデイサービスで働くのは本当に楽?
看護師としてデイサービスで働くことに興味があるけれど本当に楽なの?
と、疑問に思っている方のためにデイサービスでの看護師の仕事内容や、転職者がデイサービスに転職して良かったこと・大変だったことについてまとめてみました。
デイサービスってどんなところ?
デイサービスは、高齢者が送迎バスなどを利用して自宅から通い、入浴や食事、レクリエーションといったサービスを朝から夕方にかけて受けることができる施設です。
自宅に引きこもってしまっている高齢者や障害者がデイに通うことで、自宅から出て外と繋がりを持つことができ、リハビリを通して機能改善をはかる施設です。
また、高齢者がデイに通うことによって普段自宅で介護をしている家族の負担軽減にもつながっています。
デイサービスの看護師の仕事内容ってどんなこと?
デイサービスでの看護師の仕事内容は、利用者のバイタルチェック(体温・血圧チェック)、必要に応じてインスリン注射をしたり、経管栄養、血糖チェック、ストーマのパウチ交換、入浴後に創処置、頓服薬使用の判断や体調不良者のケアなどが主な仕事です。
万が一、利用者の中で具合が悪くなるような方がいれば、医師に連絡して支持を仰ぐとともに、救急車の手配をして付き添いをしたりといったことも看護師の仕事になります。
そのほかにも、手が空いている時には介護士の手伝いを看護師が行うこともあります。
看護師は日勤帯での勤務形態で、残業もほとんどありません。
休みも施設によって異なりますが、基本的には日曜休みの週休二日制のところが中心です。
午前中にはレクリエーションを行いながら利用者の入浴を交替で行い、お昼になると食事、その後の服薬ができているかの確認をします。
午後もレクリエーションをして夕方の16時には送迎バスで利用者は帰宅します。
そのため、よほどのトラブルがない限り17時には業務終了できるので残業もほとんどありません。
病院とは違って医療処置がほとんどないので、病棟でバリバリ働いていた看護師にとっては物足りなさを感じることもあるでしょう。
それでも、日曜が休みで残業がほとんどない日勤帯の仕事ということで、子育て中の方やブランクのある看護師、病棟勤務が嫌になってしまった方には人気がありますよ。
看護技術を上げるということはできない環境ですが、条件が合ってできる仕事ということで、慣れてしまえば楽なので長く続けられる仕事でもあります。
デイサービスに転職してここが良かった・大変だったことってある?
デイサービスに転職するとここがいい
- 日曜日が休みなので、子供との時間が取りやすくなった
- 日勤のみで残業もなく帰れるため、プライベートが充実できる
- 命に関わるような精神的プレッシャーもなく、体力的にも疲れないので仕事が楽
- レクなどを通して利用者さんの機能改善を考えることが楽しい
デイサービスに転職してここが大変
- レクリエーションを自分で企画したり、楽しませたりすることが苦手という方にとっては嫌になってしまうこともある
- デイサービスの施設によっては、送迎車の運転を看護師が担当させられるところもあるので面接時に確認は必須
- 医療行為がほとんどないと理解して転職しても、やはり物足りないと感じることが多い
デイサービスの看護師の収入はどれくらい?
デイサービスの看護師の収入は、日勤帯のみの給与になるため、夜勤のある病院のような給与は期待できません。
看護師の経験年数に応じて幅はありますが、年収でみて350万~500万くらいとなります。
これまでの臨床経験の年数に応じて、経験加算があるため人によって異なりますが、夜勤がない分はどうしても安くなります。
給与よりも子供がいるからしばらくは家庭を優先したいというような方や、重症患者ばかりで医療行為がたくさんある病院勤務に疲れてしまった方など、しばらくはのんびり楽に働きたいという方には最適ですよ。
デイサービスに転職したことで、身体が楽になり普通の生活が送れているという看護師さんも多いです。
その反面、実際にバリバリ夜勤をこなして病棟勤務で働いてきたような看護師さんにとっては、分かっていたことでもやはり物足りないという事を感じてしまうこともあるので、今の自分が本当に重視したいものは何かをよく考えた上での転職がオススメです。
デイサービスの求人の探し方って?
デイサービスは日勤のみの仕事になるので、やはり多くの看護師さんに非常に人気があります。
家の近くのデイサービスで働きたいと思っても、採用枠がない場合もあるためタイミングが大切ですよ。