精神科の看護師がつらくて辞めたい
精神科病院は、急性期の一般病棟に比べれば、比較的楽に働けると思われることもあるのですが、精神科看護がつらくて辞めたい!という人もいます。
では、精神病院で働く看護師がつらくて辞めたいと思う理由には、どのようなものがあるのでしょうか?
●患者さんと毎日接していることで、看護師が精神的に滅入る
精神科看護では、コミュニケーションを患者さんと取ることが大切でもあります。
その反面、精神的に病んでいる患者さんの言動に振り回されたり、相談をのっていることによって、自分自信が患者さんに引き込まれて病んでしまうということもあります。
仕事は仕事として割り切って働くことができない場合には、精神的にもキツイところが出てくるのです。
●患者さんの暴力がひどくて疲れる
精神科の患者さんは心は病んでいても、身体は健康であるという方がほとんどです。
そんな精神疾患を抱えた患者さんが、心が不安定になり暴れてしまうこともあるのですが、看護師が仕事として制止しなければいけません。
患者さんから暴力を受けてしまうということがあれば、怖くて辞めたくなってしまうこともあるでしょう。
●慢性期病棟での勤務はマンネリ化する
精神科の慢性期病棟では、精神疾患が落ち着いた方が多いものの、3年、4年、5年と長期入院されている患者さんも多くいらっしゃるので業務がマンネリ化しやすい傾向にあります。
●看護技術が身につかない
内科や外科で行うような医療処置は精神科ではなく、精神科では主に投薬治療で患者さんの見守りが基本になります。
そのため、新卒での配属先が精神科だったという看護師さんの場合には、一般的な看護技術が身に付かないために焦りを感じて辞めたくなってしまうことがあります。
●夜勤で休息が取れないことがあって辛い
夜勤のときに患者さんが突然暴れだし、ナースコールを壊したり、トイレを割ったり、朝方まで暴れ続け、頓服薬も飲ませることができず、注射もすることができず、夜通し一人の患者さんの対応に追われ休息が取れないこともあります。
●関わる患者さんがよくなってきてもまたすぐに悪化するので辛い
一生懸命にかかわってきて回復傾向にあった患者さんが、ちょっとしたことでまた元に戻ってしまうこともあります。
なかなか病状が良くならない精神科看護に疲れてしまって辞めたくなってしまう人もいます。
精神科が辛くて辞めたい時はどうすればいい?
精神科看護が辛くて辞めたいと思ったらどうすればいいのでしょうか?
精神科看護が辞めたいと思ったら、まずは他の部署への異動ができないか看護師長に相談してみるといいでしょう。
あなたの職場では、他の部署へに異動はできそうでしょうか?
職場が精神科の単科しかなかったり、他の部署はあっても異動ができなさそう・・・という方には、看護師の転職サイトがオススメです。
精神科からどんな職場へ転職すれば、もっと楽に働き続けることができるのか、転職サポートのプロが提案してくれます。
- 急性期の一般病棟
- クリニック
- 病院外来
- 健診センター
- 訪問看護 etc
どんな職場で働くのがベストかまだよくわからないという方ほど、利用してみる価値はありますよ。
あなた自身が精神科看護に疲れて病んでしまわないうちに、動き出しましょう。