眼科の看護師は本当に楽なの?
眼科で働くことに興味のある看護師さんもいることでしょう。
でも、実際に本当に眼科は楽なの?と気になっている方もいるのではないでしょうか?
まずは、眼科で働く看護師の仕事内容や、実際に看護師が転職して良かったところ・大変だったところについてみていきましょう。
眼科の看護師の仕事内容って?
●手術のサポート
手術は、白内障や緑内障、網膜剥離といった手術があり、一日に7、8件のオペは最低あります。
手術前のご家族への説明や手術の時の介助、器具の洗浄など手術全般をサポートします。
手術時間は、早いもので30分、長い人で2,3時間くらいで、オペも多く回転がはやくて、慣れるまでは術前術後の準備や観察に追われることもあります。
●患者さんの日常生活のサポート
看護師は、手術後で視界がさえぎられている患者さんのために、精神的なケアや日常生活のサポートを行います。
薬を服用する場合でも、視力低下のある患者さんだと見えていないので、袋に入ったまま内服してしまったりしないようにしなければなりません。
また、目が見えない状態だと歩行も難しく、転倒リスクもあるためゆっくりと介助を行います。
患者さんの目が見えていない立場に立っての仕事が必要です。
●診療前の視力測定(眼科外来のみ)
視力測定や眼圧測定、矯正ができるかどうかを検査を行います。
眼科に転職してここがよかった・大変だった
■整形・外科混合病棟→総合病院の眼科に転職したKさん(20代)
<ここが良かった>
- 力仕事が病棟に比べて少ない
- 患者さんは、目以外は健康的な人なのでコミュニケーションがとりやすい
- 目が見えるようになった患者さんから感謝をされる
<ここが大変だった>
- オペ件数8件とかになると、回転がはやいので術後の観察に追われてしまう
- 専門的なので看護師として不安になる
- 視力が低下している患者さんの気持ちになって動くことが慣れるまではたいへんだった
■消化器内科の病院→眼科クリニックに転職したNさん(30代)
<ここが良かった>
- 夜勤がなくて体力的に楽になった
- 命にかかわることがほとんどないので、プレッシャーが少なくなった
<ここが大変だった>
- 機械の検査が多く、捜査を覚えて性格なデータを出せるまでしばらく悪戦苦闘していました
- 今までの看護スキルが活かせなかった
- 来院される患者さんが多く、検査をスムーズに素早くをおこなう必要があること
転職時に気を付けること
眼科での勤務は、他科に比べれば、体力的にも精神的にも楽な職場になります。
でも、眼科に転職するときには次のような点について注意しておきましょう。
■物足りないと感じることも
病棟でバリバリと働いてきた看護師さんにとっては、眼科での仕事は物足りなさを感じることもあります。
楽な職場へ働きたいと転職をしても、結局は物足りなくて辞めたてしまうということにならないように注意が必要です。
眼科独自の機械の使い方を覚えたり、眼科での専門性を高めていくこともできるかもしれませんが、今までの看護経験があまり活かせる部分が少ないということは理解しておきましょう。
■クリニックでは教育体制が不十分なことも
クリニックは少ない人数で回しているため、なかなかゆっくりと機械の扱い方などを教えてもらえる余裕がないというところもあります。
その場合、自分自身で眼科医会が行っているような眼科コメディカル講習会を受けたりすることで勉強することも必要です。
■残業が多いことも
眼科で有名なクリニックなどでは患者さんが遠方からも多く集まります。
そのため、楽な職場を求めて転職したものの、思っていたより忙しいと感じる方もいるのです。
平均的な残業時間などは転職前に必ず確認しておきましょう。
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