大学病院が辛い辞めたい

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大学病院がつらい辞めたい理由は?

 

大学病院で働いているけれど、もう辞めたい・・・と考えていませんか?

 

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大学病院では、最先端で高度な医療や看護が学べたり、教育体制も充実しているところが多く新卒で入職するのには最適な職場だと言われています。

 

でも、大学病院はよく、100人採用して、100人退職すると言われることもあるように、毎年非常に多くの看護師さんが退職していきます。

 

では一体、体制も充実しているはずの大学病院の看護師は、どのような理由で退職をしているのでしょうか?

 

●看護技術が向上しない

 

大学病院だからこそ高度医療を学びつつも、看護業務に専念できるという点では、民間病院にはないメリットもあるのですが、大学病院によっては、点滴や筋注、静注、Vライン、採血なども医師や研修医がするため、看護技術が身に付かないということもあります。

 

病棟での技術的な面はほぼすべてが研修医が補佐するというような場所です。

 

患者さんの身の回りのお世話は介護士がして、看護師は基本的に管理がメインになります。

 

看護技術を向上させていけるような環境であればよいのですが、仕事がマンネリ化しやすい環境もあるようです。

 

医師メインの病院ではなく、もっと看護師がいろんなことをできる環境に転職をしたいと望まれて退職される方もいます。

 

●忙しいのに給料があまり出ない

 

大学病院では、新卒の給与が抑えられている傾向にあります。

 

夜勤に入るのも民間病院と比べて遅く、その間の夜勤手当がつかないことが経験の浅い看護師さんの給与を安くしているというのもあるのでしょう。

 

また、夜勤も一人で夜勤に入れるようになるまでは、夜勤手当も通常よりも安い金額で働いているというような状況です。

 

経験が浅い看護師さんが、給与で不満を持つのはこの点が一番大きいようですね。

 

民間だと1回の夜勤手当が14,000円~16,000円くらい出るところがあっても、大学病院の場合は、1万円を切るようなところも多くあります。

 

たとえ数千円の違いでも、2交代であれば月に4回程度の夜勤になるため、月で数万円、年収ベースで考えたときには数十万円の差になってくきてしまいます。

 

 

●休みの日に勉強会や研修がある

 

そもそも大学病院は研究の場でもあります。そのため、大学病院では、病棟での勉強会が多く、休みの日にも強制的な研修があったりと忙しくなります。

 

研修に出れば、時間外でそのレポートを書かなければいけなかったり、看護研究のためにも時間を割いたりと勉強漬けの毎日になってしまいます。

 

師長は部下の院外研修に参加する人数で評価されるため、半ば強制的にでも参加させているというような経緯があります。

 

ただでさえ、通常業務で忙しいのに、これでは休まる暇もありません。

 

まだ、研修の研修費や交通費が出ればいいのですが、それすらもないところもあります。

 

休日に出勤してまで看護研究、事例検討など、もう耐えられない!!!と退職される看護師さんがたくさんいます。

 

 

●大学病院は残業が多い

 

大学病院では、看護体制も整っていて、医療者それぞれの業務が分業されているのもあり、残業がそれほどないようなイメージをされている方もいるかもしれません。

 

しかし、大学病院は規模が大きいため、症例があまりないような特殊な疾患を持っている患者さんが民間病院に比べて多く集まります。

 

そのため、治療や看護に要する時間もどうしても多くなってしまうのです。

 

部署によっては、残業が多くてきつかったり、ついていけないと退職を考える看護師さんも多くいます。

大学病院を退職した看護師はどこへ転職?

大学病院がつらくて辞めた看護師は、どんなところへ転職するのでしょうか?

 

私が過去7年間で転職サポートをしてきた看護師さんの例でいえば、大学病院を辞めた看護師さんの転職先で一番多いのは、民間の総合病院への転職でした。

 

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特に民間病院でも300床以上の規模のある程度ある病院の方が、教育体制も整っているところが多いため、大学病院の看護師さんたちにとってはギャップが少なく働けるようですね。

 

大学病院では、高度な医療を学ぶことはできても、民間なら当たり前のようにしている採血や点滴も医師がしているところもあるので、もっと看護師がやりたいことができる環境で働きたい、仕事の幅を広げていきたいと思うような方も民間の病院には向いています。

 

民間の病院では、大学病院ほど仕事が分かれてはいなかったり、様々な疾患を抱えた患者さんが1つの病棟に混在していたりもします。

 

こうした中で看護の経験を積むことで、今までよりももっと実践的なスキルを身に付けることができますよ。

 

 

また、多くの大学病院を退職された看護師さんは、転職することで給与アップも実現できています。

 

一回あたりの夜勤手当が大学病院と比べて高いというところから、年収ベースでも多くなることもほとんどです。

 

民間病院では、大学病院と比べて研修、勉強会の頻度も少ないため、ほとんどの看護師さんがプライベートを充実させています。

 

 

しかし、民間病院によっては、経営が不安定で給与があまり出ていなかったり、教育体制が整っていないようなところもあるので選ぶ際には十分に注意して選ぶようにしましょう。

大学病院から民間病院への転職で気を付けたいこと

 

大学病院の看護師さんが民間病院に転職するときにもっとも気を付けて頂きたいことは、必ずギャップを感じることがあるということを理解しておくということです。

 

どんな職場でも転職すると、以前の勤め先と比べて違うところは出てくるものです。

 

しかし、大学病院の看護師さんの場合は、特にこのギャップを感じやすい傾向にあります。

 

大学病院の最新の医療設備がそろっていて、清潔管理も徹底されているような環境で働いてきた看護師にとっては、、民間病院の古い設備や、やり方についてギャップを感じて戸惑うということも少なくありません。

 

大学病院ではやっていなかった業務を看護師がしているということも多々あるので、こんなことまで看護師がしないといけないのか…と転職先によっては思うこともあるでしょう。

 

ごうに入っては郷に従えという言葉もあるように、このことであまりにギャップを感じすぎないように転職前から「違いはある」ということを理解しておくことが大切です。

 

 

そうすれば、以前の勤め先と今の職場との違いを発見しながらでも、馴染んでいくことができると思いますよ。

 

大学病院を辛くて辞めたい人へ

 

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