介護老人保健施設で働く看護師は楽？
病院勤務はもうつらい…、残業が少なくて今より楽な職場を探しているという方は、介護老人保健施設での看護師の仕事も選択肢の１つです。
介護老人保健施設で働く看護師の仕事って楽なの？
という方のために、介護老人保健施設の看護師の仕事内容や、給与事情、転職して良かったこと、大変なことなどまとめています。
介護老人保健施設ってどんなところ？
介護老人保健施設では、病状が安定していて入院治療は必要がない要介護度１から５の方々が入所されます。
施設を利用される方は在宅復帰を目的とされているため、リハビリを中心に治療と介護が行われ、医師や看護師はもちろん、理学療法士、 作業療法士、 管理栄養士、支援相談員、ケアマネージャーなどと多くの職種のスタッフと関りながら連携を取って仕事をしていく必要があります。
介護老人保健施設で働く看護師の仕事内容って？
緊張感のある病棟での勤務に疲れてしまい、ゆっくりと長く患者さんに寄り添いたい、お年寄りが好きでお年寄りに寄り添って働いていきたい看護師さんには向いている職場です。
医療処置は病院での仕事と比べると少なくなりますが、入所者一人ひとりと長い時間をかけて関わることができる仕事です。
看護師は、日々のバイタルチェック、服薬管理、 軟膏処置、点眼 点滴、採血、心電図、吸入、喀痰吸引、排泄介助 食事介助等が主な仕事のほか、ショートステイ入所者の事務手続きや入所基本情報を作成したり、 退所手続きと退所準備なども行います。
また、具合が悪くなった入居者には、医師と連絡を取り合って必要であれば、一緒に付き添って提携している病院に連れていくこともあります。
他の施設とは違って、日勤帯は医師が常駐しているのでその点では安心です。
また、同じ職場で働く介護士は入浴介助、食事介助、排泄介助、レクリェーション活動へ誘導や見守り、各居室の清掃が主な仕事になり、基本的には分業されています。
しかし、施設によっては、看護師が看護師の仕事もしながら入浴介助や食事介助等も手伝うこともありますよ。
看護師と介護士の仕事がどこまできちんと分業されているのかということは、事前に把握しているのとしていないのとではトラブルもの元ですから気を付けましょう。
介護老人保健施設で働く看護師の給与事情は？
介護老人保健施設は、夜勤があるところがほとんんどで、年収としては約４５０万くらいが平均年収となっています。
経験によっても異なり、施設によっても大きく給与設定が異なるため、同じ経験でも給与がより高くなるところもあれば、低くなるところもあります。
夜勤手当がいくらかや、基本給がいくらなのかなどによっても異なるので、面接後の給与定時は十分に確認しておく必要があるでしょう。
また、介護老人保健施設への転職をお考えなら、２カ所程度受けてみて条件面や仕事内容を比べてみるとより働きたいと思える施設に出会えるはずです。
介護老人保健施設へ転職して良かったこと・大変だったこと
介護老人保健施設へ転職して良かったこと
- 医療行為は少なく、急変もそこまでありません。そのため、精神的にストレスなく働くことができるため気持ち的にも楽に働けます。
- 他の介護施設に比べて、医師が常駐しているので急変があれば、医師の指示の元で動くことができるので安心です。
- 急変が少ないので、突発的な残業もほとんどありません。プライベートを優先させて働くことが可能です。
- 高齢者の在宅復帰に向けた自立へのサポートにやりがいがあります。
介護老人保健施設へ転職して大変だったこと
- 夜勤帯は看護師一人で多くの利用者さんを担当しますが、医師が常駐していないので、利用者さんの急変があれば医師にコールをして支持を仰ぐ必要があるので慣れるまでは緊張します。
- 医療行為が少ないため、看護師としてのスキルアップは難しくなります。
介護老人保健施設の求人の探し方
介護老人保健施設でも施設によって所長の考え方や方針もさまざまです。
看護師の仕事の範囲や給与設定も施設によって大きく異なるため、なるべく、転職サイトのコンサルタントを付けての転職がオススメです。
面接前に事前にしっかり情報をもらうことができるので選別していくことができますよ。
プライベートにゆとりを持って働きたいなら、介護老人保健施設で働くことも考えてみましょう。
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