NICUでの看護師が辛くて辞めたい!
NICUで働いているけれど、もう辛くて辞めたいと考えていませんか?
NICU(新生児特定集中治療室)で働く看護師は、新生児における看護で高度なスキルが必要になります。
産まれながら重篤な新生児は保育器に入れられて計器に繋がれます。
NICUで働く看護師は、機器の数値をチェックしながら、まだ言葉を発することができない赤ちゃんの状態を見ていかなければいけません。
このようなNICUで働く看護師が辛くて辞めたい理由ってどんなところからくるのでしょうか?
■NICUでの勤務体制が辛い
NICUでの看護師の頭数が少ないところでは、患児から目を離すことができず、交替してくれる看護師もいないため休憩がほとんど取れないというようなところがあります。
中には、まったく休憩を取ることができずに勤務時間終了まで働いていたということもあるようですね。
また、勤務体制の組み方が悪く、家に帰ったら数時間後には深夜勤務が入っているというパターンが月に何回も入っていて休む暇もなく辛い思いをされている方もいます。
■両親の対応が大変
NICUで働く看護師は、親御さんとの関わりも重要視されています。
NICUに入っている新生児の両親をどう支えていくかを考えることも必要になります。
新生児が必ず元気になって母親のもとに帰れるという訳ではありません。NICUではちょっとした一言がクレームにつながることもあるので、子どもを持つ親の気持ちが分からなくて、わが子を思う親への配慮が難しく、どんな言葉をかけていいものか悩むそうですね。
■NICUでの看護は何でも細かい
成人病棟を経験してからNICUで働いている看護師さんにとっては、体温管理、in-outoの計算も小数点以下2桁まで計算したり、処置も刺激を与えないように優しくしなければいけないので、細やかな配慮が必要になります。
成人病棟から異動してきてすぐは、どうしてもこの細かさにストレスがかかってしまうそうです。
■成人病棟の経験がないため、将来が不安になって辞める
看護学校を卒業してからずっとNICUでしか経験がない看護師にとっては、成人病棟での経験がないために将来が不安になるということがあるそうです。
NICUでは、成人の採血や点滴、体位変換や清拭、陰部洗浄といった基本的なケアから採血やルートキープなどの基本的な看護技術が身に付きません。
そのため、NICUでそれなりに経験を積んできたけれど、将来、年齢を重ねた時にどんな看護でもできるように一般病棟でのスキルを付けたいと考えるNICUの看護師さんも少なくありません。
NICUからの転職を考えるなら
NICUでのみの経験しかなく、成人看護の経験を身に付けておきたいという考えがあるのであれば、できるだけ早いうちに経験しておくといいでしょう。
NICUから一般病棟へ異動や転職をすることは、ほとんど一から覚えるようなことも多くなるので、慣れるまでに時間もかかります。
NICUでは何かあればフロアにいる医師にすぐに指示をもらうことができたかもしれませんが、一般病棟であれば昼間は医師はオペに入っていたりすることがほとんどなので、看護師自らが判断して動くこともよくあります。
最初は、小さな赤ちゃんと成人との違いで戸惑うこともあるかもしれませんが、成人病棟をできるだけ早いうちに経験しておくことで、将来への選択の幅は確実に広がるはずですよ。
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