病院の外来とクリニックの外来はどっちが楽?
- もう病棟勤務は疲れた…
- 不規則な生活で体調不良が続いている…
- 家庭を優先させた働きたい・・・
- 夜勤にもういりたくない・・・
などの様々な理由から、病棟よりも体力的には負担が少ない外来を希望される方もいることでしょう。
外来と言えば、病院の外来とクリニックの外来がありますが、どちらの方が仕事としては楽に働くことができるのでしょうか?
また、どちらを選べばいいのでしょうか?
病院の外来とクリニックの外来の仕事はどう違う?
どちらも、医師の診察介助や外来にたくさん来られる患者さんをスムーズに回していくということでは共通しています。
クリニックや医院での診療科は、単科、もしくは2つか3つ程度の診療科です。
医師が1人か2人のところも多く、院内で行う検査はレントゲンくらいです。
患者さんはクリニックの近隣の住民が多く、受付開始から始まって受付終了まで、最後の患者さんの診察が終われば片付けをして終業となります。
クリニックでは、紙カルテを使っているところも多く、カルテの整理が業務に含まれていることもあるでしょう。
一方、総合病院の外来などでは、たくさんの科目があり、外来の看護師はそれぞれの科に応じて配置され、医師の介助を行ったり患者さんの誘導を行います。
病院によって、科ごとで専任の看護師を置いているところと、日によっていろんな科をローテーションで回るところとに分かれています。
総合病院では、院内でほとんどの検査ができるので、患者さんの症状や検査結果によってはそのまま手術をしたり、入院するケースもあり、そのような時には病棟に申し送りをする必要も出てきます。
また、総合病院では、電子カルテを導入をしているとこがほとんどなので、カルテの整理をする手間は省けることでしょう。
残業はどちらの方があるのか?
病院の外来かクリニックの外来か、どちらが残業が少なくて定時に上がりやすいか言い切ることはなかなか難しいです。
クリニックであっても、熱心な先生であれば、受付終業時間を過ぎても数人の患者さんを受け入れることもあれば、受付時間になれば一切断るというところもあります。
また、病院の外来では、クリニックよりも看護師の人数が多いので、その日の残り当番をする担当がいるようなところであれば、他のメンバーは定時に上がれるようなところもあります。
一概にどちらが残業が多いか少ないかは決められないので、個々の職場で事前に残業時間を調べたり、クリニックであれば先生の方針などを聞いておくといいでしょう。
個々の事前情報を聞いたうえで、自分にとって楽な方や生活スタイルに合わせやすい方はどちらになるのか選ぶようにしましょう。
病棟復帰を考えているなら迷わず病院の外来を!
ただ、もしあなたがその後に病棟復帰を考えているのであれば、クリニックよりも病院の外来がいいでしょう。
医院やクリニックを選んで働いてしまうと、その後に病棟復帰することは大変勇気がいり戻ることも難しくなります。
外来経験後、子育てが落ち着いたら病棟復帰したいという方や、スキルを落としたくないという方は迷わず病院の外来を選ぶようにしましょう。
その方がクリニックに比べても、いろんな疾患や処置を学ぶことができるのでスキルは保たれるはずですよ。
また、病棟復帰をしたいと思った時には異動するだけで戻ることもでき、何度も転職をする必要がありません。
外来を経験しておくことで病棟に復帰した時にも、どんな患者さんが入院してくるかも予想がつき、働きやすいと言えるのではないでしょうか。
経験がなくても外来勤務はできる?
最初は誰もが未経験から外来勤務を始めています。
ある程度の病棟経験があれば問題はありません。
後は、クリニックや病院においても、現場の責任者があなたのこれまでの経験を見てどう判断するのかということになってきます。
入職後すぐに動けるような即戦力になる看護師がであれば、採用の可能性は高くなりますが、経験が浅くて心配…という方はなるべく転職サイトのサポートを受けてプッシュしてもらうようにするといいですよ。
コンサルタントがあなたの人柄などから採用をプッシュしてくれたり、面接などでの事前対策も行ってくれます。
病院・クリニックの外来求人の見つけ方
病院の外来もクリニックの外来も、看護師さんからも人気のある求人です。
外来自体の採用枠は少ないので、なるべく思い立ったらすぐに情報収集に取り掛かってくださいね。
求人の探し方としては、選択の幅を広げるためにも複数の転職サイトを利用して探すと効率的です
コンサルタントに自分の希望に合った職場を数ある求人の中からピックアップしてもらえるので、楽に探すことができますよ。