小児科の看護師がつらい…辞めたい!理由って?
子どもが好きだから働きたかったという看護師さんも多い小児科ですが、いざ、小児科で働いてみると大変なことだらけで、もう小児科はやりたくない…と悩んでいる人も多いのが現実です。
一体、小児科で働く看護師のつらさや辞めたい理由とはどんなところなのでしょうか?
親からのクレームが頻繁に
小児科では、患児には親がつきものです。
自分の子供への愛情が大きいあまりに、些細な事でもクレームをつけてくる親も珍しくありません。
ひどい場合では、モンスターピアレント化しているような親もいるので、看護師が対応に追われてしまうこともあるのです。
診療科の幅が広すぎて勉強量が多い
0歳~15歳の患者が診療科に関係なく集まってきます。
すべての診療科についてのある程度の知識が必要になってくるために、小児特有の看護だけでなく、あらゆる疾患についての勉強や技術の習得が必要となります。
新人看護師であればなおのこと、勉強量が多くてつらくなってしまうこともあります。
病棟がバタバタ忙しくなることも
病院によっても異なりますが、小児科は成人や老年病棟と比べると緊急入院が多くなりやすいです。
そのため、他の業務がある中での対応に追われてしまうために、どうしても病棟は忙しくなってしまいます。
小児を扱う難しさ
小さい子供であればあるほど、患児との意志疎通が取ることはなかなか難しくなってしまいます。
言葉もまだ話すことができない子供であれば、表情や顔色を見て、看護師がちょっとした異変にも気づかなければいけません。
ちょっとしたことが命取りになってしまうケースもあるので、神経を使うことも多いでしょう。
小児に対する穿刺が難しい
注射が怖くて暴れる子どもを無理やりにでも押さえつけて、素早く細い血管を見つけなければいけません。
穿刺に失敗すれば、子供も痛がるのでさらに暴れることに…。
穿刺が苦手な看護師にとっては、焦ってしまってなかなか穿刺できないということが起きてしまうのです。
つらい子供を毎日見る事のつらさがある
子どもが好きで小児看護の道へ進んだものの、治療が嫌で泣きわめく子どもに対して、押さえつけたり、親がいなくて寂しがる子どもを毎日みなければいけません。
もちろん、子どもの笑顔で癒されることはあっても、やはり子供が可愛そうとどうしても感じてしまう看護師もいるのです。
もともと小児看護に興味がない
小児科を希望していないのに、小児科に配属されてしまうこともあります。
もともと、成人看護がやりたかったり、成人看護が慣れていて好きだった方にとっては、なぜ自分は小児科にいるのだろうかと疑問に抱え続けてしまうようです。
子どもが好きな気持ちがあれば、まだ続けていけるかもしれませんが、子供があまり好きではないのに、配属されてしまうと毎日が辛く感じてしまうこともあるでしょう。
新卒から小児科に居続けると成人看護ができない
小児科と成人病棟の混合であれば、成人看護も身に付きますが、新卒入職からずっと小児科の単科病棟にいる場合には、成人看護のやり方がほぼ身に付きません。
いくらいろんな診療科の患児が入院してくるとはいっても、成人とは異なる面も多くあるため、成人看護がやりたい!と思いを強くする方もいます。
長い目で考えた時に、成人看護をどこかで経験をしておかないと、将来、クリニックや施設などにへの転職にも不利になってしまうこともあるでしょう。
小児科看護を辞めたいなら?
小児科での看護師が辞めたいと思ったら、まずはどんな理由で小児科看護を辞めたいと思っているのか、まずはしっかりと自分の中でその理由について向き合ってみましょう。
今後はもう小児には関わりたくないのか、小児には関わりたいけれど、忙しい病棟が嫌なのかなど人によって理由は違いますよね。
前者であれば、成人看護ができる場所へ異動や転職をしたり、後者であれば、小児科のクリニックで外来をすることで夜勤もなく今よりも楽な気持ちで働くことができるでしょう。
小児科は、ただ単純に子どもが好きだけでは、務まらない大変な職場でもあります。
小児科がつらくて辞めたいなら、じっくりとその気持ちと向き合ってみてくださいね。
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