特別養護老人ホームで看護師の仕事
もう忙しい病院勤務が疲れた…、もっと落ち着いた職場でしばらく働きたい…という方は、特別養護老人ホームも選択肢の1つです。
特別養護老人ホームでの仕事に興味のある方のために、看護師の仕事内容や給与事情、ホームに転職して良かったところ、大変だったところ、求人の探し方などについてまとめてみました。
特別養護老人ホームって?
特別養護老人ホームは、民間の運営している有料老人ホームとは違って、運営者が地方団公共団体や社会福祉法人によって運営されていて介護保険が適用されます。
ホームでは、病院と違って治療をするのではなく、利用者の健康管理をしながら生活を支えていくことが目的となる施設です。
看護師は、介護が必要な高齢者(=利用者)の健康管理をすること、介護士とともに協力しながら入居者のより良い生活を目的としています。
特別養護老人ホームで働く看護師の具体的な仕事内容って?
看護師の具体的な仕事としては、薬の準備、配薬、バイタル測定、医師の指示受け、処置などが主になってきます。
それに加えて、最近では看護師も介護士と共におむつ交換や入浴介助をすることもあります。
有料老人ホーム同様に、転職時には、どこまでが看護師の仕事として分業されているのか予め確認しておきましょう。
また、医師は常駐していないため、入居者の急変時には看護師が判断して、病院への連絡や救急車の手配を行います。
医師がいない分、看護師頼みのときがありますが、入居者が具合が悪くなった場合には、協力病院の医師から指示や判断をしてもらうことにはなるので、そこまでプレッシャーを感じる必要はありません。
また、ホームによってはデイサービスや短期通所サービスなどを行っているところもあり様々ですよ。
ほとんどのホームでは、夜間は看護師の常駐義務がないため、日勤だけのところがが中心となっていますが、施設によってはオンコール体制を取っているところもあります。
その場合には、夜間は看護師が家で待機をしていて、入居者が亡くなったり急変したりした場合に連絡が入り、その時に電話で指示を出したり、亡くなられた場合にはかけつけることになります。
重症な方はいないので、平均して2~3カ月程度に一度、呼び出しがあるかどうかといったところです。
子供が小さいご家庭の場合は、ホーム側との交渉によってオンコールを免除してもらえる場合もあるので、オンコールはどうしても受けれない事情のある方は相談してもよいでしょう。
とはいっても、看護師さんご自身が直接ホーム側と交渉をする必要はなく、転職サイトのコンサルタントに間に入ってもらえれば調整もスムーズですよ。
特別養護老人ホームで働く看護師の給与事情って?
特養の看護師の平均年収は、経験によっても異なりますが、オンコールがない場合で450万程度になります。
日勤帯での仕事で考えれば、それなりの年収です。
また、オンコールがある場合には、その分の手当てが増えるため給与アップにつながります。
特別養護老人ホームに転職して良かったこと・大変だったこと
特別養護老人ホームに転職して良かったこと
- ホームによって異なりますが、日勤帯のところが中心なので、プライベートを充実させて働くことができます。
- 特養で最期を迎える人も多いので、最後まで入居者さんに向き合った看護ができることにやりがいを感じられます。
特別養護老人ホームに転職して大変だったこと
- 入居者の健康管理が中心で医療行為がほとんどないので、看護技術を忘れないか不安になるがありました。
特別養護老人ホームの求人の探し方
病院での勤務時に比べれば楽に仕事ができるので、有料老人ホーム同様に、ブランクがあっても復帰しやすい職場です。
また、忙しい病棟勤務についていけなかったり、もっとゆっくりとした雰囲気のある落ち着いた環境で働きたいと望んでいる方にとっても働きやすいですよ。
求人を探すときには、ホームによる方針の違いやオンコールの有無に気を付けて選びましょう。
あなたにあった働きやすいホームを探すのであれば、転職サイトのサポートがオススメです。