治験コーディネーターの仕事内容

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治験コーディネーター(CRC)の仕事

 

看護師が病院から離れて転職したい先の人気求人の一つに治験コーディネーターがあります。

 

治験コーディネーターは、Clinical Research Coordinator=CRCとも呼ばれています。

 

看護師,治験コーディネーター,仕事内容

 

治験とは開発された医薬品が厚生労働省で承認を得るために行われる臨床実験のことです。

 

新薬が人体への効き目はどうか、副作用がないかなどの必要なデータを臨床試験のもと確認していくことになりますが、この臨床試験のコーディネートをしていくのが治験のコーディネーターの仕事になります。

 

担当する医療機関において、治験に係わる事務的業務、業務を行うチーム内の調整等、治験業務全般をサポートします。

 

治験コーディネーターは、特別な資格は必要ありませんが、看護師、薬剤師、臨床検査技師などの医療系資格を持った人が活躍できる職種になります。

 

看護師であれば、少なくとも病院での経験を3年以上は積んでからの転職がのぞまれています。

 

看護師は症例の知識が豊富にあり、患者さんや医師ともコミュニケーションに慣れているため、治験コーディネーターとしてすぐにでも活躍ができるものとして採用側から期待されます。

 

とはいえ、治験コーディネーターに必要な知識は、入社後にしっかりとした研修があるところがほとんどなので未経験でも心配ありません。

 

もし病院から離れてやりがいを持って新しいことにチャレンジをしたいというのであれば、夜勤のない日勤のみの治験コーディネーター=CRCを選択肢の一つに選んでもよいのではないでしょうか?

治験コーディネータの一日のスケジュール

では、より分かりやすいように治験コーディネーターへの転職をしたNさんのある一日のスケジュールを見てみましょう。

 

Nさんは、20代後半で、一般急性期の内科と整形外科病棟で約5年の経験ののち、以前から憧れのあった治験コーディネーターになりたいと転職を決意されました。

 

晴れて会社員になれたことで、夜勤から解放されて充実した毎日を送っています。

 

Nさんのとある一日

8:30 担当している病院の就業開始時間に合わせて直行
     医師や看護師に挨拶をしてまわり、朝礼に参加
     朝礼にてその日の被験者の人数や、来院時間を伝えます。
     (※直行しない場合は、会社に出社をしメールをチェック、スケジュールの確認を行った後に病院に訪問する流れです。)

 

10:00 被験者の確認、治験薬、検査キットの準備をします。
      被験者のカルテをチェックし、異常がないか確認を行います。

 

10:30 被験者来院(既に治験を行っている方々)
      医師診察同席、治験薬の説明、被験者の次回の来院スケジュールの確認と調整、治験薬の手配、治験協力費用の手続き

 

12:00 ランチ

 

 

13:00 患者さんのカルテを元にこれから新たに治験に参加頂く方の選出
      選出した患者さんには、治験について詳しく説明する(インフォームドコンセント)の補助業務を行います。
      被験者になる患者さんの不安を取り除き、治験に参加してもらえるように促していきます。

 

15:00 被験者の状況を電子カルテに入力

 

16:00 事務処理
      症例報告書の作成、コメディカルに向けた文書の作成、治験センターへの書類作成など

 

17:30 この日は現場からの直帰でした!

 

パソコン作業などの事務処理が慣れていない時は、時間がかかってしまい帰宅時間も遅くなりがちだったのですが、早く帰れるようになっていきます。

 

治験コーディネーターに転職してよかった?

<治験コーディネーターのここがたいへん>

  • パソコンでの事務処理が慣れるまで、時間がかかって残業もたくさんしました
  • パソコン業務が遅いといつまでたっても帰れないので、苦手な人は苦労するかもしれません。
  • 医療機関に直行する場合、出社が9時でも担当している病院の始業時間に合わせて出勤するため朝が早くなることがあります
  • 被験者や医師や担当している病院の看護師と、間に入って調整を行うのでストレスになることもある
  • 担当する病院が遠方になってしまうことがある

 

<治験コーディネーターのここが良かった>

  • 日勤の仕事で土日祝日、お盆年末年始、ゴールデンウィークも休みでプライベートが充実
  • 夜勤がない分、体力的に楽になったので長く続けやすいと思う
  • 病棟勤務時とはちがった緊張感はあるが、さまざまな方との関わっていくことが楽しくなる
  • 関わった治験で新薬が世に出た時にやっていてよかったと思える
  • 治験業務の最初の準備段階から最後のチェックまでしていくので、あらゆる状況に目配りする能力が身に付いた

治験コーディネーター(CRC)の給与や待遇を知りたい!

■求人モデル①

  • 大阪市内 企業
  • 雇用形態:常勤
  • 勤務時間:9:00~18:00(休憩60分)
  • 休日:土日祝日 年間休日121日
  • 月給:20~26万円+残業手当別途
  • 年収:350万~450万(経験者優遇)
  • 賞与:年2回(月給の4カ月)
  • 業務内容:自宅から通える範囲で、担当病院を持ち、医師と患者さんの間にたって、新薬候補の臨床試験に携わります。インフォームドコンセントの補助、服薬指導、患者さんのスケジュール調整、報告書作成など。

 

 

 

■求人モデル②

  • 名古屋市内 企業
  • 雇用形態:常勤
  • 勤務時間:9:30~18:30(休憩60分)
  • 月給:25~30万円
  • 年収:400万~500万(経験者優)
  • 賞与:年2回 月給の4カ月分ほど
  • 休日:土日祝日 年間休日120日以上
  • 業務内容:治験にかかわる業務全般 ※出張あり

 

 

 

上記求人モデルをみて分かるように、経験によって年収も大きく変わります。

 

最初は、350万くらいからのスタートでも、その後の勤続年数と昇給によって、経験5年もすれば年収500~600万を超えていく場合もあります。

 

企業に聞いたところによるとによると、医療機関よりも昇給率が年間、5000~10000円くらいアップするようなところもあり、経験をつけていくことで望むような収入も手に入りやすくなるそうです。

 

また、女性が働きやすい職場を実現するため、育休を取れるような仕組みを整えており、結婚や出産をしても続けていける体制はあるといえるでしょう。

 

夜勤がないため、病棟勤務時代に比べればお給与は少なくなってしまうかもしれいませんが、日勤で土日祝日がしっかりと休めるというようなところは少ないため人気のある求人です。

治験コーディネーター(CRC)の求人はどこにあるの?

 

看護師の転職サイトは数多くありますが、治験コーディネーターの求人を扱っていない転職サイトに登録しても意味がありません。

 

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転職サイトの中でも治験コーディネーターの求人を扱っている転職サイトならココ!

ナースではたらこ

 

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夜勤なしで働きたい!日勤求人を探している方は必須!

夜勤は入れない・・・といった方のための日勤で働ける求人数が他の転職サイトよりも多くなっています。紹介会社はどこも同じようなところを紹介してくると思っている方にも、病院だけではなく、非公開求人の中には土日休みの求人や美容外科・健診センター、治験コーディネーターたといったレアな求人も豊富にあるので選択肢が広がりますよ。

 

看護師の定着率の良い職場を探せる!

ナースではたらこでは、コンサルタントがどこの医療機関で退職者がかなり出ているので・・・といった情報も把握しています。離職率が高くて看護師がすぐに辞めてしまうような職場を紹介されることはありません。楽天リサーチによる調査では看護師の満足度が第一位に選ばれたこともあるようですね。

 

看護師の転職サイトの中でも老舗企業になるので、医療機関の間でも知名度が高く、他の転職サイトに比べて優良求人が集まりやすいという特徴があります。

 

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◆その他の転職サイトについては、こちらのページでまとめています。