皮膚科で働く看護師は本当に楽なの?
皮膚科で働くことに興味がある看護師さんも多いのではないでしょうか?
皮膚科は、アトピーやニキビ、湿疹、水虫といった皮膚疾患を治療することを目的とする診療科です。
患者さんは、こどもから高齢者まで幅広い年齢層になります。
では、皮膚科で働く看護師はどんな仕事をしているのでしょうか?
●医師の診察サポート
皮膚科のクリニックでは、主に医師がスムーズに診察ができるようにサポートすることが看護師の仕事です。
待合室の患者さんの症状を確認したり、記入してもらった問診表の内容から患者さんの症状を医師に伝えます。
その後、医師が直接患者さんの診察を行う流れです。
●患者さんの誘導
皮膚科は患者さんの来院数も多いので、時間内にテキパキとこなし誘導する必要があります。
●採血・投薬
●診察や治療に必要な器具の準備や片付け・事務作業・清掃などもあります。
●説明業務
皮膚科では診察後にお薬を出すことが一般的です。
薬の使い方について説明をするのが看護師で、間違った使い方をしないようしっかりとレクチャーする必要があります。
そのため、しっかりとコミュニケーションを取れる方が求められます。
では、実際に皮膚に転職した看護師さんの良かった点と大変だった点についてそれぞれ見てみましょう。
皮膚科クリニックに転職した20代(Aさん)
<ここが良かった>
- 肌の疾患なため塗り薬をしたり、採血をしたりといった感じで処置がカンタン
- 夜勤がないので体力的に楽
- クリニックが少人数でアットホーム
- 命にかかわるようなことがないのでプレッシャーがなくて楽
<ここがたいへん>
- 患者さんが多い日は、夜勤はないものの残業はそれなりにある
- 患者さんの待ち時間が長くなって愚痴を言われる
- 看護技術が落ちるのではないかと不安になることがある
皮膚科の看護師の仕事内容は、はっきりといって他の科に比べれば、比較的楽な科になります。
処置も難しくなく、看護師としての基本的なことができれば問題ありません。
患者さんが多くなると忙しくなり、残業になることも多少はありますが、病棟勤務のように患者さんの命にかかわるようなことがないため、精神的にも体力的にも楽に働けますよ。
ただし、皮膚科で長く働い続けると看護技術が身につかないため、その後に病棟に戻るのは大変になってしまうことは覚えておきましょう。
病棟勤務はもうつらい・・・もっと楽に働きたいという方にはオススメですよ。