訪問看護で働く

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訪問看護師ステーションの看護師は楽?

 

訪問看護は日勤のみで働けるので、比較的楽に働けるの?

 

と気になっている方のために、訪問看護ステーションで看護師の仕事内容や、転職者が良かったところ・大変だったところについてまとめてみました。

 

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訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容って?

 

訪問看護師の仕事としては、病気やケガで在宅で寝たきりでリハビリが必要な方や、呼吸器などをつけていて医療管理が必要な方のために自宅を車や自転車などを使って訪問してケアやサポートを行います。

 

利用者の病状に合わせて、バイタルチェック、注射や点滴、褥瘡処置などを看護師が行います。

 

働く事業所によっては、介護士と一緒に訪問して、清拭、洗髪、トイレ介助、入浴介助なども仕事になることもあるでしょう。

 

もし、利用者が難病や末期がんで自宅療養している方の場合には、点滴や医療機器のチェック、家族への指導や相談なども看護師が行うこともあります。

 

また、利用者が糖尿病を患っていれば、インシュリン注射、点滴、血糖値の測定などを行ったりもします。

 

訪問看護ステーションで初めて働くという看護師さんにとっては、慣れないこともたくさんあるので、入社後すぐに、OJTを中心に先輩看護師と一緒になって2~3カ月かけて訪問看護の仕事に慣れていきます。

 

訪問看護ステーションには、複数人の看護師も在籍していることから、何かあれば聞くことができる体制が整っているところがほとんどです。

 

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訪問看護師の一日のスケジュール

訪問看護師に転職した看護師Tさんの一日のスケジュールを見てみましょう。

 

8:20 朝礼
     事業所で全体朝礼があります。その日のスケジュールを確認

 

8:30 利用者様のお宅へ車に乗って出発

 

一日、平均4、5件のお宅を訪問します。
利用者様の状態によって違いますが、1件あたり30分~1時間ほどの訪問でまわります。
点滴や医療機器をつけての自宅療養のサポート

 

12:00 昼食 事業所に戻ってお弁当♪
困ったことがあれば、ステーションのケアマネージャーと相談したりできるので安心です。
午後の訪問先を確認をして、

 

13:00 午後の訪問先へ出発

 

16:00 事業所へ戻ります
その日の訪問の記録を残します。
主治医やケアマネージャーに報告を。

 

17:00 申し送り
利用者様の状態をみんなで報告します。同僚たちと共有することで、別の看護師が訪問する場合でもわかるようにしておくためです。

訪問看護師に転職してここが良かった・大変だった

<ここが良かった>

●夜勤のない日勤のみの週休2日制の仕事で、プライベートが充実できる

 

●日勤のみの仕事では、給与が低くなる傾向にあるが訪問看護では病棟で夜勤に入るレベルで給与が高い

 

●病棟のような人間関係もなく、一人で回ることも多いので気が楽

 

●患者さんひとりひとりに寄り添える

 

<ここが大変だった>

●一人で行動することが、最初は不安だった

 

●教育体制が整っていないので、臨床経験がある程度ないと大変かも

 

●訪問先によってかかりつけ医が異なるため、医療機器のメーカーも違うため聞きの扱い方をそれぞれ覚えなければいけなかった

 

●時間配分を考えて利用者様の訪問をこなさないと後がつかえる

訪問看護のオンコールについて

 

訪問看護ステーションで働く場合には、オンコールの有無や体制によって働く大変さも異なります。

 

 

オンコールの体制を24時間体制で取っているような事業所では、夜間のオンコール対応をしているので看護師が任されることもあります。

 

やり方も事業所ごとで異なっており、夜間のオンコール対応は所長がすべて対応していたりすることもあれば、月に一週間ほど交替で対応を任される場合もあります。

 

オンコールは一体どれくらいの回数かと聞かれることも多いのですが、平均すれば1週間に2,3回あるかないかといったところです。

 

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オンコール対応は、利用者が夜間に何か合った場合に連絡を取れるようにしているもので、基本的には事業所の電話から転送で看護師さんの持つ携帯に連絡が入るような流れになっています。

 

緊急時には利用者のお宅へ駆けつけ、看護判断を行い医師と連絡を取り、その場で医師の指示のもと点滴の対応をしたり、必要であれば医師から救急車要請の指示が入ります。

 

病院併設のステーションであればそのまま受け入れられますが、併設していない場合にはそこから病院を探すために時間がかかることもあるでしょう。

 

 

もちろん、毎晩、毎晩、オンコールで呼ばれて訪問しなければいけないということではなく、緊急性のないコールの場合であれば電話対応だけでわざわざ足を運ぶ必要はありません。

 

そのため、訪問時にはできるだけ患者指導を徹底して、座薬の入れ方やタイミング、頓服の与薬など、利用者様宅で対応できるようにしておくことが、訪問看護師として働く上では大切なことになってきます。

 

患者さん自身でできることを増やすことで、オンコールの回数も減ってくるでしょう。

訪問看護師で求人を探すときに気を付けること

 

訪問看護師の求人を探すときに気を付けたいことは、オンコール対応の有無の確認と、オンコールがあるのであればどのくらいの頻度で任されるのかを確認することが大切です。

 

訪問看護は働く事業所によって、訪問する件数も仕事内容も異なるので、一概にすべての訪問看護ステーションが楽であるとは言えません。

 

事業所によっては、看護師の人数が最低限しかおらず、たくさんの訪問先を抱えている場合もあります。

 

このような事業所では、時間に追われてしまうこともあるので、できるだけ体制が整った訪問看護ステーションを選ぶようにしましょう。

 

ハローワークの求人票だけでは分からないことは、看護師の転職サイトを使ってコンサルタントから情報をもらえます。

 

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さまざまな訪問看護ステーションがある中で、自分にとって働きやすいと感じられるようなところを選ぶようにしましょう。

 


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