脱!看護師をしてしまった人
看護師の資格だけにしがみついていたくない、脱!看護師をして別の道へ進むということを選んでみようと実際に思ったことはありますか?
看護師がついらい…辞めたい…と思っても、よし、明日から看護師とは違う世界で生きてみよう!と
と思うことはあっても実際にはなかなか行動に移せなかったりしますよね。
私のエージェントのコンサル人生で、その考えを大きく覆してくれた人がいました。
たまたま私の友人の紹介で知り合った百貨店の美容部員をしているという彼女、もともとは看護師をしていたそうです。
彼女は当時、私と同じ年で28歳。
4年間、県立の医科大学病院で看護師を続けていたそうなのですが、寝ても覚めても頭から仕事のことが離れなくて、もう嫌になってしまったそうです。
普通ならそこで看護師の仕事を辞めても、しばらく休んだらまた看護師をしているという方ばかり見てきた私にとっては、彼女は初のパターンでした。
看護師もう無理!!と思ってから、なんとそ百貨店の美容部員に転職をしてしまったんです。
たぶんお給料も看護師時代に比べれば、軽く見積もって10万くらいは減るのではないか?と思うのですが、
今の仕事がとっても楽しいとおっしゃっておられました。
もともとメイクが好きで、看護師時代のころに百貨店に行くたびにコスメを見て癒されていたそうです。
美容が好きならそこで美容外科クリニックに転職してもいいものの、やっぱり看護師としてではなく、違う世界へ行きたかったそうで、美容外科クリニックには興味はなかったそうです。
看護師時代にはお会いしていないのですが、美容部員に転職した彼女はとても活き活きしているし、肌もきれいで、美人さんでした!
当時のことを聞くと、思い出したくないくらい、つらい辞めたいという看護師生活を送っていたそうです。
夜勤で不規則な毎日だし、肌は今と比べものにならないくらい荒れ放題。
それでも、それなりの稼ぎがありながら、実際に 脱!看護師をしてしまった彼女の勇気はすごいですね。
私の転職エージェントのコンサル人生で、脱看護師を実際にした方を初めてみた瞬間でした。
あれから、4年ほど経ちますが、驚くことに今でも美容部員をされています。しかも店長としてお店を任される立場にもなりご活躍されています。
やはり活き活き働く人は素敵です。
彼女が言うには、看護師の仕事は戻ろうと思えば、いつでも戻れる!ただ今は戻りたくないだけ!
だそうです。
あなたも脱!看護師をしてみますか?
脱看護師をしないなら
この話を聞いてよし!わたしも脱看護師をしよう!と思われる方って少ないですよね。
実際、私もこの話を看護師をつらくて辞めたいとおっしゃっている看護師さんに話すことがありました。
毎日病院に行くときに、周りでおしゃれな服を着て通勤しているOLとかキラキラしてかっこよく見える。
患者さんとばかりに向き合っていると自分を見失うんですという方も中にはいました。
だから私も脱看護師をして、OLの事務職に飛び込んでみたいな…とか。
私がやっているような転職エージェントのコンサルタントって面白そうだな…とか。
おっしゃる方はいるものの、いざ現実的に看護師という仕事が安定して稼げるということに改めて気づくきっかけにもなったということもありました。
結局、看護師とは別の世界に転職しても、事務職とかであれば初任給も20万やそのあたりで、なかなか今の生活水準を落とすということは考えられないということでした。
美容部員に転身した彼女が言うように、看護師はまたいつでも戻れるという言葉は本当なので、一度脱看護師をしてみてもいいかもしれませんが、
今の職場がただ辛いだけなら場所を変えて、看護師として続けていける職場を納得できるまで探してみましょう。
今の職場を辞めたいのか、看護師を辞めたいのかはっきりわかるきっかけになればと思い書かせていただきました。
もし、看護師のまま一般企業で働きたいと思うなら、企業内医務室の看護師や、治験コーディネーター、クリニカルコーディネーターに転職してみてもいいかもしれませんね。
今日もつらくて辞めたいと思う看護師さんが少しでも納得いく選択ができますように…。