看護師３年目で美容外科へ転職

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看護師３年目で美容外科へ転職

３年という年月は、看護師さんにとって一区切りとなる年数でもあるようで、３年目になったことをきっかけに転職を考える方も増え始める時期です。

私が元コンサルタント時代に担当した看護師さんの事例で、お名前は仮名ですが、お声を掛けて当時の内容の掲載の許可をいただいたのでご紹介しますね。

●武山さん　２０代　急性期病院　外科病棟　３年目

新人の頃から要領が悪くて仕事も覚えるのがほかの人よりも遅かった私ですが、３年目になってようやく仕事に慣れてくるようになりました。なんとか必死で３年間は頑張ると決めて、気力だけで突っ走ってきたという感じです。

３年目でリーダーになって業務も増えて忙しいのに、看護研究もあるし…で、とにかく忙しい毎日。

不規則な生活がたたって肌もボロボロだし、体調も崩しやすくなってきました。いつまでこの生活続けていくんだろう…と怖くなりました。

先輩看護師をみても独身でずっと働いている人も多いし、私もこのままこの病院でボロボロになっていくのだけは嫌だなと感じて思い切って転職を考えました。

特に私は夜勤が体質に合わないと思っていたので、夜勤のない日勤のみの職場に転職をしたいと思うようになりました。

病棟での日勤常勤の求人もあるけれど、もっと病院以外の職場で仕事がしたいと思っていたことと、特に美容外科に興味があったので、夜勤がないのに給与もいいのでどうなんだろう？と思っていました。

だけど、周りに美容外科に転職した人とか知り合いがいなくて、実際のところが知りたくて転職エージェントに登録をしました。

武山さんが選んだ美容外科クリニック

看護師３年目での転職は、ほかの医療機関からしても即戦力として求められている人材です。

看護師３年目の武山さんの場合は、美容外科で働くことに強い憧れを抱いていました。

華やかな世界ではあるけれど、実際は雑務やカウンセリングや残業もそれなりにある話をして、いくつかの美容外科クリニックの中から、条件的にもいい２つのクリニックに絞って面接と同時に見学してみよう！ということになりました。

１つは大手の美容外科クリニック。

ここは大手なので、看護師は基本的にオペの介助が主な仕事です。

受付やカウンセリングは別の担当者がしているので、きっちりと看護師とカウンセラーとの分業がなされているような職場でした。

大手というだけあって教育体制も整っていて、これなら美容外科の仕事が初めてでも問題ないし安心できる。

給与もいい。ただ、ちょっと気になるのは、残業がそれなりにあることと、離職率。

大手なので人の入れ替えも激しく、看護師も名前だけで集まりやすく、患者さんも集まりやすい。だけど、残業も多くて、離職する看護師もそれなりにいるというようなところ。

もう一つは大手ではないクリニック。

既に入職者がいるので内部事情がよくわかっているところではありました。

そのため、働いている看護師さんから月の残業時間はどれくらいか、人間関係はぎすぎすしたりしていないことをあらかじめ聞いておくことができました。

ここでは、オペ業務だけではなく、看護師のカウンセリング営業で売り上げを上げていくというようなスタイルを取っていたため、唯一そこが武山さんにひっかかった部分ではありました。

結局、武山さんが選んだのは、後者の大手ではないクリニックでした！！

決め手になったことはやはりすでに入職者がいるということと、実際の入職者の声を聞けたことで安心できたからだそうです。

営業をしなくてはいけないという部分も、新しいことをやってみたい！という思いが強くなりチャレンジされることになりました。

美容外科クリニックで働く武山さん

美容外科クリニックに転職を決めた武山さんですが、あれから２年ほど経ちますが今でも美容外科のクリニックで働いています。

営業面でも成績を残していて、インセンティもかなりもらえているそうです。

美容外科クリニックに転職して正解でしたか？

はい。もともと興味があった分野だったので転職して正解だったと思っています。最初は、病院から離れたことで看護技術が衰えないか心配な面もありましたが、オペでの介助を学んだり、美容整形の知識を新たに学んだりすることで、そういった心配はなくなり、コンプレックスを抱えたお客様に手術を安心して受けてもらえるようにもっとフォローしていきたいと思うようになりました。

それに、夜勤がなくなったことで普通の生活を送ることができるようになったので、プライベートが充実しています。それまでは、休みの日にも何かミスをしなかったか、忘れていなかったか考えたりして、仕事のことで毎日頭いっぱいでしたが、そんなストレスフルな生活から抜け出せたことが何よりもよかったです。

美容外科クリニックに転職して大変だったことは？

病院とはまったく違う雰囲気に最初は戸惑うこともありました。患者さんではなく、お客様に接するということが最初のうちはなかなか慣れず、カウンセリングも苦手中の苦手でした。徐々に仕事を覚えていくにつれて、苦手なカウンセリングも克服し、だんだんと面白さも分かってくると今では売り上げ目標も毎月達成していて、インセンティブもかなりもらえるようにいなるまで成長できたんだと思うと自分でも不思議です。

美容外科は、病棟がつらい辞めたいと思っている看護師さんにおすすめできますか？

はい。おすすめできると思います。特に夜勤入るのが苦手だったり、苦痛だったりする方にとってはいいと思いますね。美容という分野に少しでも興味があれば、やってみるとやはり面白いです。いま、ニュースなどで美容外科クリニックの院長が逮捕されたりといった変なニュースも多くて、イメージが落ちているかもしれませんが、間違ったクリニックを選ばなければ大丈夫です。コンサルタントの方がクリニックの内情を知っているので、自分でホームページとかを見て決めてしまうよりも参考になる情報を教えてもらえます。

いかがでしたか？

武山さんは、生活スタイルを見直したいと看護師３年目をきっかけに美容外科での看護師の道を選択されました。

看護師として働ける職場はたくさんありますが、美容に興味が強いという方は一度見学などで雰囲気を確かめてみるといいですよ。

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